学生読書日誌

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主に読書感想文をかきます

2017年に読んだ本10選 前半

あけおめです。三日坊主に定評のある自分が、なんやかんや一年ブログを継続してたっぽいです。

時分柄、それっぽいことをやりたくなったので、2017年に読んだ本の中からオススメを簡単に紹介しようと思います。

長いですがよろしければ。

5:5で前後半に分けて公開します。

 

ここまで前半で、以下後半で。

 

以上10冊が昨年読んだ中での個人的ヒットですね。

 

蜜蜂と遠雷 
蜜蜂と遠雷

蜜蜂と遠雷

 

それぞれ異なる背景を持つ 4人のピアニストが、「これを制したものは大成する」というジンクスのあるコンクールに挑む小説。

才能といかに折り合いをつけるか?という非常に自分好みなテーマが激エモな筆致で書き出されていて、すごく好みでした。

過去に個別記事も書いたので良かったらどうぞ(小声

恩田陸『蜜蜂と遠雷』を読みました - 学生読書日誌

 

幼年期の終わり  
幼年期の終わり (光文社古典新訳文庫)

幼年期の終わり (光文社古典新訳文庫)

 

 国家間共同の宇宙開発事業が実を結ぼうとしていたある日、地球にオーヴァーロードと呼ばれる異星人が飛来し、その圧倒的な知性と科学力に基づく統治によって、地球文明はかつてない平和を手に入れた。

彼らが人類に介入する目的は何なのか?オーヴァーロードとの関わりによって人類はどこへ向かっていくのか?……という小説。

つい先日読みましたが、まずこのあらすじに惹かれました。序章の時点で地球征服されてます笑

この小説のキモはやっぱり、オーヴァーロードたちの目論見が徐々に明かされていく二章後半〜三章の不穏な空気とワクワク感だと思います。

これ以上言及するとだいぶ核心に触れざるを得ないのでボカしますが、今読んでも全然古くない名作古典です。訳がこなれててめっちゃ読みやすい。

 これもこないだ個別記事を乗っけたので読んで欲しいです。

古典SF『幼年期の終わり』 の感想・考察 - 学生読書日誌

銃 (河出文庫)

銃 (河出文庫)

 

 日々に退屈している男子大学生が銃を拾い、日常が狂いはじめるという小説。

ピース又吉がどっかでオススメしてたのを見て読みました笑

虚無感を凝縮した淡々とした文体と、拳銃に自我が侵食されていくような不安定な感覚がページをめくる手を進めます。

鬱屈とした、しかし平和な日常を一撃でぶち壊す拳銃の誘惑の危うさがヒリヒリと感じられて、自分だったらどうなるだろう?と考えるのが楽しかった作品です。

作者特有の虚無や希死念慮と戦う作風にハマったのもここからで、本作を読んだ後、ひと月ほどで他作品もフルコンプしてしまいました。

 

機龍警察シリーズ
機龍警察〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)
 

 テロ・犯罪がグローバル化した至近未来。

市街地戦に特化した、さながらモビルスーツのような次世代武装"機甲兵装"が兵器のトレンドとなった世界で、警視庁"特捜部"がテロ組織との闘いを繰り広げるという小説。

対テロ作戦の行方をサスペンス的に楽しむも良し、キャラクター間の因縁を人間ドラマ的に楽しむも良しの二度美味しい作品です。

これも個別記事書いてるのでぜひ。

月村了衛『機龍警察 完全版』を読みました - 学生読書日誌

 

サピエンス全史
サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福

サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福

 
サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福

サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福

 

人間をホモ・サピエンスという一種の動物として捉えた時、なぜここまでの繁栄を遂げることができたのか?

そして、その道のりを振り返ってみて、今後人類はどんな方向に進んでいくだろうか?というスケールの大きな問題を、著者の博識をもとに分かりやすく、皮肉の効いた口調で考察した大作。

 

言語や道具の使用は枝葉に過ぎず、「虚構を語る」という世界の認識の仕方こそが人類繁栄のキーだったというのが本作の主旨。

著者に言わせれば、神話も貨幣も国家も社会システムも全て、人間の能力が生み出した「虚構」である。

しかし、現実を超えた虚構を生み出し、共有し、団結できることこそが、人間の最大の武器である社会性を生んだのだと提唱します。

 

小難しい話は別として、本作がどういうテイストの本か1発で紹介できる画像があるので貼ります。

これで笑えるセンスの持ち主にはとてもオススメ笑

f:id:akaksou:20180106225201j:image

 

 

 

後半へ続く

とりま半分の5冊です。

どれもすげぇ面白かったので、チラッとでも興味がわけば是非。

できるだけ早く残り5冊の紹介も書き上げたいと思います。