学生読書日誌

ハッピーヘブンのふきだまり

主に読書感想文をかきます

就職戦線異状有り

就活全落ちしました

はい。

16年5月末ごろから、国家公務員への道を絶ち民間企業のサマーインターンに応募を初めて苦節1年1ヶ月、本選考に乗り始めたのは11月末なので厳密には7ヶ月。現在の選考中企業、ゼロです。0。零。○。ベンチャーを中心に35社ほどには本選考で接触したはずですが、流石に無残ですね……。

大学二年の時に『何者』を読み、絶対にこの主人公にはなりたくねえなと思っていた姿がここにあります。

周囲の人間関係の分析者気取り。俯瞰的視点といえば聞こえはいいが、その実どこかで周囲の人間に優越感を覚えているだけ。そして就活では、最終的に独り、勝っていると思っていた人間たちに周回遅れを食らっている。非常に不本意ながら、どこか親近感を覚えてしまう構図ですね。

フィクションの人物なので、安直な同一視からは何も生まれないとわかってはいます。実際あそこまで性格悪くはない、と思いたい笑

 

学生支援機構の無利子奨学金は留年には対応していないであろうと思われるため、マトモに学生やれるのは多分今年度までなんですが、就活留年欲求が出てくる今日この頃。まあ、敗残兵を気取っているうちにも時間とお金は日々消えていきますから、腐らず夏採用にも臨むつもりですが、体育会系と留学生のセーフティネットと称されるこの制度の中でどこまで戦えるか、正直不安が大きいです。

ただまあ心境としては、ちょっと今は一休みしたい感覚ですね……。

実際、つい先ほど唯一の選考中企業からお祈りメールが来たとき、素直な感想として「あぁ、これでひとまず東京行脚がひと段落着いた。」と思ってしまいました。もう一度ESを一から書き直し、業界知識を仕入れ、志望動機をアジャストし、夜行バスで苦痛と睡眠不足に耐えながら上京して面接を受ける。このプロセスに思いを馳せると少し、いや正直に言うと並々ならぬ億劫さを覚えます。細く長くではありますが、この一年就活に専念し続けてきた自負がありながら結果が伴わないこの状況、ぼくの継戦士気を萎えさせるにはわりと十分でした。

気持ちが前を向けるまで、小説読んだりブログ書いたり友人と会ったり、しばらくフラフラしてようと思います。

 

一体何がダメだったのか?

とはいえ、敗北という結果を受け止めたからには、次につなげるための反省をしておきたいところ。そう思いこのテーマを中見出しに置いたわけですが、正直わかんないんですよね笑 もちろん、キャリア観の曖昧さ、好感を与えるためのコミュ力等々細々した要素は思い浮かぶのですが、あるところで否定された側面があるところでは有効だったなんて経験は腐るほどあり、現状を決定づけるほどの強い要因ではなかったと思うんです。

しかし、一年間やってきてクリティカルな敗因がわからない。この事実そのものが自分の惨めさを際立たせますので、なんとか一つひねり出したところ、志望先と自分の(面接の場で無意識に顕在化していると思われる)適性があっていなかったのかもしれないという考えに思い至りました。つまり、ベンチャーじゃなくて大手受けてればってことですね。

これはどうなんでしょうか。ぼくとしては以下の先日のエントリで書いたような考えのもと合理的だと感じてベンチャーを受けており、その考えのプロセスを面接の場でも伝えていたつもりでした。しかし、結果は雄弁です。もしかしたら、こうしたある種保守的な合理主義そのものが合わないと判断されていたのかもしれません。だったらベンチャーに合う人間ってマジでどんなやつだよと思ってしまうのですが、結局「仕事を通じてやりたいことがある人」という月並みな解答になるのでしょうか。

 

kyuteisyukatsu.hatenablog.com

 

とりあえず、心身がアクティブになったら、大手企業の夏採用を中心に再び就活戦線へ躍り出ようと思います。