学生読書日誌

主に読書感想文をかきます

2日目

天気は快晴、駅前オフィス街はビル風で煙草が早く燃え尽きる。

某社インターン2日目。

本筋の課題と同時並行でプログラミング演習。プログラミング言語と向き合っているとアスペルガー症候群の人間と会話している気分になる。

自分の幼少期も少しそのケがあったような覚えがある。母親や小学校の担任達には面倒をかけたなと今更ながら罪悪感が湧いてきた。

総じて昨日よりはいいコンディションで乗り切れた。ここ最近睡眠の重要性を痛感する機会が多い。そんな機会は別に欲しくないが、今後一層増えていくのだろう。

社員曰く「このカリキュラムは短距離走じゃなくてマラソンです」とのこと。この言葉をいい感じに自己正当化しつつ、ゆるい気持ちであと18日やっていこう。

にしても、つくづく9時間拘束が人間のギリギリのラインだと思う。新幹線で往復している時間に、ふと人生が圧迫されている感覚がある。努めて時間外にはインターンのことを考えないようにしているが、それでもこのザマだ。

何かに精神を全振りすることにつくづく向いていないタチなのだろうな、という諦観。就活フィルターでは「知的好奇心が強く様々なことに手を出している」だとか、「ゼネラリストでありたい」だとか、良心の痛まない範囲で美化して表現している。

修辞技法は言葉に不可欠だ。日々いい具合に学んでいこう。

1日目

天気は晴れ時々雨。

今日から地元に帰り1ヶ月間のインターン

同期の友人たちがプレエン、合説に取り組んでいて不思議な感覚。

インターンでは初日にしてワーク中に何度か居眠りしてしまった。明日はカフェインを登板させよう。

教わった内容は理解したから許してほしい。大目的に立ち返ることと、ターゲット像を想定すること。ベンチャー企業の好きそうなワードだ。特に前者。

大目的。就活の大目的とはなんだろう。過去のGDでは自分の人生を豊かにする選択肢の1つと答えた覚えがある。

労働は人生を豊かにするのか?

国を背負う行政官達に与えられるのはなけなしの名誉。コンドームくらいに薄っぺらい老後の利権はもはや消えてしまった。

丸ノ内線や銀座線で目が合う死んだ目のサラリーマン。いやもはや虚ろすぎて目も合わない。

極めつけに、手取り二百数十万の保健士は24:30まで残業中だ。

明日は2日目。

やっていきましょう。

自意識と鳥瞰と信仰の話

起床は16時過ぎ。ほとんど空を見ておらず、晴れか曇りかはわからない。

ここ数日は遊び倒していた。強いて特別なことをしていたわけではなく、就活関係から遠ざかっていた程度の意味合いだ。

本を2冊通しで読んで追加で1冊買い、麻雀を打ち、ライブに行って飲酒。

本は森絵都の『カラフル』と、外山滋比古の『乱読のセレンディピティ』。

前者は、自殺した少年の体に前世で罪を犯した主人公の魂が乗り移るという小説。

後者は、文学者のエッセイと読書ハウツーを足して2で割ったような新書。

見に行ったライブでは、同い年だったり年下の人間が万単位の人間の前でハイパフォーマンス。緊張と高揚と多少の憑依が混ざり合って総じて楽しそう。

本もライブも、脳が自分の現状との結びつきを勝手に見つけ出してきて、かなり複雑な心境。勇気とやる気を貰えたが、同様に矮小な世界で鬱々としている自分に嫌悪感を抱く。

ならば何か変わったことでもやってみようと思うが、「21年成り行きで生きてきたお前に何か特別な才能があるのか?」と、自己批判によって、エンジンブレーキのように勢いがみるみる削がれていく。

最近分かったが、何をやっている時にも自己批判的というか、冷笑的な目線が拭えない。

人の目線は気にならなくても自分の目線は気になる、と表現するととたんに傲慢な気がする。

俯瞰的・客観的な視点と尊大で過剰な自意識は両立するらしい。

所感だが、むしろ好相性だろう。臆病な自尊心と尊大な羞恥心と書き表した中島敦は天才だと思う。

躁鬱の波が谷間にある時は毎回こんなことばかり考えている。

この葛藤を最短効率でぶち壊すには、熱烈な信仰が手っ取り早いはずだ。

特に信仰については、なんらかの超越的な存在を仮定することで謙虚さが得られ、その存在に許しを乞うことで自意識に蓋をすることができる。一石二鳥の手段ではなかろうか。

超越的存在は宗教に限らずなんだって構わないだろう。

問題は、こんなご時世、なんのきっかけも無く信仰を抱くのはとても難しいってことだ。

映画『沈黙』の後半でも描かれていたが、信仰は個人の内面の在り方の問題であり、そして、土壌のあるところにしか根付かない。

肥大した自意識をノックアウトするための信仰を獲得するには、自意識による自己批判に耐えなければならない。

まるでモンハンみたいだ。

あいつを楽に倒すための素材を得るためにはこいつを倒さなきゃいけない。こいつの弱点属性はそいつの素材の武器。そいつの弱点属性はあいつの素材の武器。

無限ループ。

結局プレイヤースキルと無属性武器の火力でぶん殴るしか無くなる。

適切な生活リズムと睡眠のことかな?

寝ましょう。

2/21

謎の敬体二人称スタイルが面倒になった。

半ば創作感想ブログ化しているため、ラフに差別化を図ろう。

今日は朝から新幹線に乗って東京へ。4時間睡眠では三社も回れば限界だ。先が思いやられる。

最初の目的地は青山。風がとても強かった。晴れていただけマシだったろうか。

そういえば常用リュックに差していた折り畳み傘がどこぞへ消えていた。物持ちは良い方だと自負しているが、傘に関しては3年保った試しがない。宗教は好きではないが、付喪神信仰はむげにできない気がする。

青山ではいわゆる自己分析を詰められた。志向性がネガティヴすぎるとのこと。自分が馬鹿正直に考えすぎなのだろうが、社会人の方々こそよく労働に絶望しないでいられるものだと思う。

ともあれ、一度人に相談してポジティブなモチベを錬成するなり、自分の労働への嫌悪感を完全に割り切るなりしなければ面接は奮わないだろうというのは納得できる。

おそらく前者は厳しいだろう。悶々としている間にも選考は進む。

躁状態とニコチンの合わせ技で短距離走的に乗り切ろう。

少ない読者の方には、面接前にアッパーにギアを入れる方法を募集したい。化学物質以外で。

そのあとは2社の説明会。今後のスカイプ対応の存在を祈るばかりだ。

映画『虐殺器官』ネタバレ感想

こんばんは。記事が途中で消えてかなり消沈してます。

2社を訪ねた後、青山のカフェからお送りします。

明日は某メガベンチャーの1dayジョブ選考なのですが、事前課題を放置して書こうと思います。宿題が積まれてる方がゲームが楽しいアレです。

先週土曜、インターンから帰った足で映画館に赴き、虐殺器官を観てきました。

今回はその感想を書いていこうと思います。

入学前から原作文庫は持っていたので、適当に対比しながらやっていきたいです。

さて、あらすじですが、9.11以降徹底した管理認証によってテロ排除を図ったアメリカと、それに反比例するように内戦、虐殺の巻き起こる後進諸国が主な舞台です。 主人公は米軍特殊部隊員クラヴィス・シェパード。彼は虐殺の糸を引いているとされる元言語学者ジョン・ポールの暗殺指令を下され、世界中を飛び回ることになります。 ジョンを追ってプラハに訪れるクラヴィス。ジョンの元愛人かつ監視対象のルツィアに惹かれながらも、彼女のスパイを継続します。 しかしある夜、同じくルツィアを張っていたジョンの協力者一味によってクラヴィスは捕まってしまいます。 目を覚ました彼が遭遇した人物こそ、暗殺対象ジョン・ポールでした。一人の人間が内戦の手引きなど出来るのかと詰め寄るクラヴィスに対してジョンが答える方法とは、人間の本能レベルの脳機能を逆手に取り、プロパガンダなどの言葉によって良心を麻痺させ社会を混沌に陥れる「虐殺の文法」と呼ばれるものでした。彼曰く、MIT時代の研究によって、人間社会が内戦等の混乱に陥る直前の言語の使用傾向が判明し、虐殺文法はそれを活用したものだと言います。 にわかには信じがたいクラヴィスですが、ジョンは至って正気です。そして、あわや殺されようかという間一髪で米軍特殊部隊のメンバーによって救出されますが、ジョンは取り逃がしてしまいます。 次の目的地は、ジョンによって内戦状態のインド領です。米軍が施した良心マスキングの効果で淡々無感情に少年兵達を撃ち殺していき、ジョンを捕らえることに成功するクラヴィスですが、ジョンの米国内通者の策により、またも取り逃がしてしまいます。 ルツィアやジョンとの会話や、軍事カウンセラーとの面談を経て、良心マスキングを施された自分たち兵士は、本当に自分たちの意思で戦場に立っているのか、自分のという疑念に苛まれながらも、クラヴィスは次なる戦場、ヴィクトリア湖沿岸部に向かいます。 そこで、ジョン、ルツィアとの邂逅を果たし、ジョンの真の目的を聴いたクラヴィスが取った行動とは…… と、いうところでクッソ長いあらすじを切ります。 これでも捨象したつもりですが、ストーリーが複雑でまとめきれなかったのでラストはご自身の目で、ということで。 では、感想行きます。 今回観て大きく感じたのは一点、あくまで原作『虐殺器官」の入り口として作られているなという印象です。 というのも、本作は根幹に関わる部分でわりと原作改変がなされています。 それは、クラヴィスの内面描写が大幅にカットされているところです。 彼は本来、交通事故にあった母親の延命治療を停止する決断を過去に行なっており、これが唯一戦場以外で自らの意思で命を奪った経験として、心に大きく後を引くことになります。その影響は、毎晩、地獄めいた戦場の中で母と対話する「死者の国」の夢を見るほど。 上述したような、ルツィアに惹かれたり、殺意の主体について悩んだりといったエピソードはあくまでこの経験あってのものであり、原作読者からするとかなり物足りないと言わざるを得ません。 (単に映画を見ると、クラヴィスがただのルツィアのストーカーに見えます笑) また、あらすじではぼかしましたが、このエピソードは結局クラヴィスの最後の行動にも関わるものであり、やはり何とかして描写してほしかったというのが正直な感想です。 とはいえ、2時間という制約を考えると、近未来ミリタリーやラブストーリーという軸に寄せながら、原作の主題を上手くほのめかして、未読者に入り口を作ることには成功しているのかなとは思いました。 (パンフを買ってみたところ、そもそも監督も原作の入り口として作った意図が大きいとのことで、それを踏まえるとまあアリだったのかなという感じ) というわけで、この映画を観るなら原作を読む前がオススメですね。 そこから少しでも興味が持てれば、原作を読むとより味わい深いと思います。 選考で脳が疲れたのか、綺麗な文が書けないので、尻切れとんぼっぽいですがこの辺で終わります。

弛緩

本日、参加していた某社のインターンが終了しました。

かなりの倦怠感を感じながら通っていたつもりでしたが、終わってみれば曖昧で漠然としたやりきった感のようなものが浮かんできます。

この、環境への順応性というか、喉元過ぎれば熱さを忘れる精神というか、そういう類のものはいずれ社会でやっていくための大きな武器になりそうです。

業界としてはほぼ興味の無い企業でしたが、その分気負わずに臨めたことで、自分にとって快適なポジションをはかることが出来ました。

ただ、ばっちり四月頭の予定を埋められたのには少し辟易してしまいました。囲い込みって都市伝説だと思っていたんですけれどね。

全く話が変わるのですが、最近情緒的な文章への憧れがつもりに積もってきています。顎くらいまで積み上がっています。そろそろ息苦しくて仕方なくなるでしょう。

誰に見せるでも無いこのブログが敬語調ベースなのも、今振り返ればそんな理由のような気がします。敬語調で迂遠な文体って洒落てる感じが漂いませんか?そうでもないですか。

睡魔が脳味噌をノックしています。リクルート式就活マナー4回ノックです。迎え入れざるを得ません。おやすみなさいませ。

インターン

現在、東京は日本橋近辺で某社のインターンをしています。

日本橋ではビル風がコートをひるがえし、申し訳程度にセットした髪は重力に反逆します。

5daysのタームで、現在2日目終了です。

こちらのインターンですが、思ったよりも負担が大きい。ワークの難易度が高い事もあるんでしょうけれど、喫煙所がビル内に無いのが一番しんどいです。

また、往復所要時間が約1時間半ともなると、1日の体感時間がかなり削られます。

8時半出社&20時退社は、(悲しいことに)割と一般的だと思うのですが、これで8時間睡眠を確保しようとすると、夕飯入浴を含めて余暇は2時間弱程度でしょうか。小説の一冊も読めやしません。

頑張って自転車通勤圏内に住みたいですね。

こうして書き起こしてみると、選社軸のようなものが少し見えてきた気もします。

まあ、仕事を「お金とプライドの満足を得る手段であり、根本的に面白くないもの」と定義すれば、という前提は必要ですけれど。

嗚呼、働きたくない。

あまり志望度が高くない企業で、参加には気乗りしませんでしたが、こうして振り返ると自分の本能的に望む働き方は見えてくる気がします。

何事も経験ですね。

煙草が足りないので終わります。